私は、若い時にアメリカに行きたいと考えたことはありませんでした。でも生まれが横浜だったことは、少し私がアメリカ人を意識したといえると思いますどちらかというと高校と大学で美術を学んだことから、ヨーロッパに興味がありました。
初めてアメリカを旅行した時に訪れたのはロサンゼルスでした。ハリウッドやサンタモニカ、ベニスビーチなど、「ビバリーヒルズ白書」的な(もうあまり知られていないかな?)太陽がいっぱい降り注ぐ、健康志向なアメリカでした。
でも、夜になるとその姿は変わります。ふと思い立ち泊まってみようとサンタモニカにほど近いモーテルに一泊したときのことでした。
その日はアカデミー賞の日で、町のカフェやバーには、「○○が今回の俳優賞だ」なんて賭けていたのを覚えています。その後、タイ料理のお店で料理をテイクアウトしモーテルに。
しばらくすると、下の階から男性の怒鳴り声と女の人の悲鳴が!
恐る恐る外に出てみると、さらにその声はヒートアップしていました。思わず道路に出てみると、ちょうどそこに巡回中のパトカーが。私はすぐさまお巡りさんにそのことを伝えました。
部屋に戻りカーテン越しに様子をうかがっていると男の人が警察に連れていかれる姿が見られました。「おーこわ」っと思っていると、今度は足音が私の部屋の前で止まりました。
次の瞬間、「ドンドン」とドアをたたく音。
私は思わず部屋の隅に息をひそめてしばらく時間を過ごしました。
アメリカは怖いなあと思う瞬間でした。
日本に暮らしていると、例えばビュッフェに行っても座っていた席に荷物を置いたまま料理を取りに行く人の姿が多く見られます。しかし、これが通用するのは日本だけだなと私は思ってます。
これからお子さんがアメリカに留学、もしくはもう留学しているという親御さんは、何かと心配が多いと思います。私もそうでした。
もしも、お子さんがどちらかというとパーティ好きな場合には「お店で自分の飲み物を置いたままトイレに行って戻ってもその飲み物を飲まないように」というアドバイスをしてください。
飲み物に何かを入れられてレイプされるなどという例は少なくないようです。脅かしてしまってごめんなさい💦
自分がしっかりとしていればといいつつこういった日本ではふつうに心配のないことで自分の生活が変わってしまうこともあるということに気を付けてほしいという思いです。