留学 わたしの娘の場合 Part 3

大学が決まったのは、4月ごろ。日本の高校を卒業した後でした。

行きたい大学を決めた後、「コモンアプリケーション(Common Application)」というネット上のシステムを利用しました。カリフォルニア州立大学の場合は「Cal State Apply 」というものを利用しました。

どちらも英語のサイトになるので、ここから留学のための英語の勉強が始まったと思います。実際に大学にアプライするには、100ドルくらいの申請料を支払うくらいです。日本では受験料が大学だと大体3万5000円くらいでしょうか、そう考えるととても安いですね。

すべての提出が終われば、後は結果を待つのみです。

4月になると、大学から入学の許可とPresidencial Scholarshipという大学から出る奨学金が与えられるという報告が書かれた大きな封筒が届きました。これは、とても大きかったです。4年間で800万円ほどがこの奨学金から支払われることになったのです。

高校の成績は、留学には大きく影響するんだとここで痛感しました。

また、その手紙を見た時に驚いたのは、みんなに同じ内容のものを送っていないということです。なぜかというと、娘が書いたエッセイの中の言葉を引用していたからです。

わたしは、アメリカってすごいなあと本当に感動しました。

ここから入学するまでは、やらなければならないことがたくさんありました。

まずは、予防接種です。
これは、決まった病院を予約し、数週間空けないと2度目が受けられないモノも。また、その予防接種は結果などが翻訳されなければならないため、さらに金額も高くなります。

大学によっては入学時に受けていない場合、ペナルティを支払う場合もありますので注意が必要です。

大学が決まったとたん、色んな寝具メーカーなどからメールが届きます。すごいですよね。
実際にこの寝具は寮に住む場合には、先に頼んでおくことをお勧めします。寮に就いたとたんに必要だからです。

先に注文しておくと、寮に着く前に商品が届いていますので、その夜から利用することができます。

日本から持っていくといいと思うものについては、また今度お話しますね。

携帯電話やアメリカの銀行などは、アメリカについてから契約することになります。

空港から娘を送り出すと、娘はサンフランシスコの空港で友人がピックアップしてくれました。彼女も違う大学ではありますが、大学で働いている人だったので、色んな意味でサポートしてくれました。
これが、私がこのサイトを立ち上げようと思った一番のきっかけでした。

自分の力で留学するのは本当に大変です。誰かの助けは必要だと思います。

でも、それは行き過ぎた助けでは自分自身の経験にはなりません。自分に必要なだけの助けは、空港の送迎やちょっとした安心感などほんの小さなことだったりします。

娘は、初めての一人暮らしをアメリカで始めました。

実際に大変になるのは、この生活がスタートしてからです。でも、どんな形にせよ自分でがんばった分だけ成長するものです。ですから私は、みなさんに自分の力でできるだけ留学を進めてほしいなと思うのです。

 

 

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